こんにちは！
2025年11月26日〜27日に大阪で開催された
「第2回 Japan Drone／次世代エアモビリティEXPO 2025 in 関西」に参加してきました。
昨年から続く関西版のJapan Droneで、
今年は「次世代エアモビリティ」「産業用途」「自治体活用」など、
実用に直結する展示がより一層増えている印象でした。
特に、
・ELIOS 3（道路陥没調査で活躍）の実演
・Insta360×ドローンの新機軸「Antigravity A1」
など、普段なかなか見られない機体・技術が非常に多く、
“現場で使われているリアルなドローンの姿” を強く体感できるイベントでした。
この記事では、イベント概要だけではなく、
**実際に現地で感じた「見どころ」「学び」「今後のドローン業界の方向性」**をまとめて紹介していきます。
イベント概要
名称
第2回 Japan Drone／次世代エアモビリティEXPO 2025 in 関西
テーマ
関西広域地区における ドローン・次世代エアモビリティの新たなビジネスモードへのチャレンジ
会期
2025年11月26日（水）・27日（木）／10：00〜17：00
会場
ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター（大阪）
JR「大阪駅」徒歩5分の好アクセス
主催・共催
一般社団法人日本UAS産業振興協議会（JUIDA）
株式会社コングレ
出展者数
計80社・団体（予定）
来場目標
3,200名（予定）
行政・研究機関・民間企業など、バックアップ体制が非常に強いイベントでした。
まずはざっくり：イベントの印象まとめ
① 実用系ドローン（点検・測量・災害）の存在感がさらに拡大
自動化・AI・安全性の強化が進み、
「現場導入のハードルが下がってきた」と実感。
② ELIOS 3 の実演が圧巻
埼玉県八潮市の道路陥没調査でも使われた球体ドローン。
狭所・暗所の唯一無二の性能を体感。
③ Insta360が本気で空へ参入
360カメラ搭載ドローン「Antigravity A1」が強烈インパクト。
“撮影の概念が変わる”レベル。
④ 次世代エアモビリティ（eVTOL）の展示も増加
空の移動インフラの具体的な設計案やモックアップが多数。
⑤ 西日本の自治体・企業の熱量が高い
防災・物流・農業・点検と幅広く、
「ドローンはすでに社会インフラの一部になりつつある」と感じるイベントでした。
注目ポイント①：ELIOS 3 の実演がすごかった
今回の目玉のひとつが、
ケージ型産業ドローン ELIOS 3 のリアル実演。
埼玉県八潮市の道路陥没調査で使用され全国ニュースになった機体で、
その“唯一無二の狭所性能”を間近で見られたのは貴重でした。
ELIOS 3とは？
・ケージ構造で壁・天井に触れても飛行継続
・暗所・狭所を高精度LiDARで3Dマッピング
・通常のドローンが入れない環境を可視化できる
実演で感じたこと
・壁に触れても姿勢を崩さない安定性
・極めて狭い空間でもスイスイ滑るように飛ぶ
・点検・災害調査の“現場力”が段違い
「これが現場で求められる“本物の産業用ドローン”か…」と納得しました。
注目ポイント②：Insta360の360度カメラ搭載ドローン「Antigravity A1」
360度カメラで勢いのあるInsta360が、
ついに本格的に“空の撮影”へ踏み込んできました。
Antigravity A1 の特徴
・360度カメラ搭載でブレのないVR系映像が撮れる
・機体が映り込まない“ノー・ドローンショット”可能
・映像クリエイター向けの新ジャンルを開拓しそう
従来の空撮とはまったく違う、
**「空中からの没入型映像」**を作る時代が近づいていると感じました。
Vlog・プロモーション映像・観光PRなど、
用途は無限に広がりそうです。
注目ポイント③：次世代エアモビリティの展示も本格化
会場の一角では、
eVTOLや次世代航空モビリティの展示がとても増えていました。
・点検・物流ドローンとの連携
・都市での空の移動システム
・離着陸場や充電インフラの設計図
「未来の移動」をリアルに描く企業・自治体の熱量が年々上がっており、
“空のインフラ整備”が現実のフェーズに入ってきていると感じました。
全体を通して：ドローンの“リアル現場”が集結した2日間
今回のEXPOでは、
**「最新機能」だけではなく「実際の現場で使われている姿」**を数多く見ることができました。
特に、
道路陥没調査のELIOS 3
360°空撮のAntigravity A1
これらの展示は、まさに
“空のテクノロジーが社会問題を解決し始めている”
そんなリアルを教えてくれたと思います。
参加しての感想
普段はなかなか目にすることができない産業ドローンの実演や、
最新の360度空撮システム、
次世代エアモビリティの構想など、
非常に刺激のある時間でした。
今後も、
「ドローンの最先端を追い続け、実際に使える情報として皆さんに届ける」
ことを大切に、どんどん発信していきたいと思います。